◆ 実験室 ◆

「さまざまな動物の生成について」
実験その1


いかにしてサソリがメボウキから生成されるか?
             ジャン・バッティスタ・デッラ・ポルタ『自然魔法』より


  その方法は如何に?  

  (抜粋)ギリシャのフロレンティヌス曰く、「太陽の下で咀嚼されて寝かされたメボウキはサソリを生み出す」。
      プリニウスが付け加えて、「そうしたメボウキにこすり石を被せておくと、サソリになる」。
      また「メボウキを噛んで陽光の下に寝かせると、蠕虫(ぜんちゅう)が生まれる」。
      さらに「掌いっぱいのメボウキを、十匹の蟹に押し当てると、あらゆるサソリはその廻りに集まる」。



 !!!…こ、これは凄い!!是非とも実験せねば!!


なんてね(笑)。さて問題、この記述を読んで実際信じる人がいるのでしょうか?
…ところがいたんですね〜。誰とは言いませんが…。
その人の事を少し書きましょう。

ポイント:「メボウキ」って何??

その人がこの実験に興味を持った頃、今程あまりインターネットなど普及しておりませんでした。
調べものといえば図書館。あるいは直接花屋さんに聞いたりしておりました。
いざ探すとなかなかないんですね〜。いったいどんな植物なのだろうか?とかなり興味を持っておりました。
ある時偶然お店で見つけたわけですよ。しかも雑貨屋。それはハーブの種でした。
学名を“Ocimum basilcum”シソ科の植物。(詳細はここでは省きますね)
なんてことはない「バジル」ですよ、スィートバジル!
イタリアンのお店で、パスタによくついてるやつ。ピザの上とかにも乗ってますね。
ガクーッと力が抜けた感じ…。あんなに探したのにバジルかぁ…、とかって。
なんで「メボウキ」? …確かインド原産で、目にゴミの入った人をこの葉でとってあげたとか何とか…。(うろ覚えで申し訳ない)
嘘だ!痛いよ、こんなのでガサガサ目をこすられたら!!
ってわけで、

種を購入→播く→芽が出る→成長する→
白い花が咲く(さすがにシソ科。よく花の特徴が出ている、と感心する)→実験→結果

「デッラ・ポルタさん(フロレンティヌスさん?)の嘘つきー!!」
見事な乾燥バジルが出来上がりました。

…ということでした。


ここは実験室です。主にこういったくだらない実験を繰り返してます。
真面目にする時もありますが、たいてい「なんだよ〜」という実験がほとんどです。
(しばらくデッラ・ポルタ氏のシリーズでいくでしょう。
知る人ぞ知る…、知らない人は…一緒にくだらない実験しますかぁ?(笑))
でも、書き方がいいですよね。「太陽の下で咀嚼されて」だって。こういった比喩表現結構好きかも。
今回は字ばっかりで、読みづらかったでしょうか。
また気が向いたら実験風景でも載せます。
(念の為に言っておきますが、この実験をした人は本当に信じてたわけではありませんよ?本当ですよ。)

ではでは、また寄っていって下さいませ。
次回は、もう少しまともな実験でもするかな。(まともかどうかは謎ですが…フフフ…。)


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