ここは私の本棚から、「稀覯本」と呼ばれるものをご紹介します。 「稀(まれ)に覯(み)る本」、というわけであまり見る機会が少ない本です。 わざわざご紹介する程でもありませんが、素晴らしい本達ですので是非みて頂きたい。 当然そんなに数は持ってないので、手持ちの稀覯本が尽きたら普通の本を紹介していきます(笑)。 ちなみにこの背景は、私の蔵書票です。画面サイズは最大で見て下さい。 書票は普通版画で作成されますが、私のはペン画です。 実寸は80ミリ×80ミリ。(本のサイズに併せて縮小したりしてます。) スキャナで取り込んで拡大してるので細かい線とかつぶれてますが 実際はもう少し繊細で綺麗…(なはず)。 まぁ、素朴な味わいがあっていいかな?(笑) ほぼ実寸に近いのは、四阿屋のどこかにあります。 EX LIBRIS:[ラテン語] 〜の蔵書。という意味です。 |
![]() | Peszach Estejere 『HAGADA』 BUDAPEST 1936 EZSAJAS VALLASOS TARSASAG KIADASA ペスアッチェ・エステイレ著:『ハガダ』 ブダペスト 1936年 エージェヤース・ヴァラーソス協会出版 54×78×10ミリ 総皮張 題字:金箔押 60ページ(7枚の木版画を含む) |
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少し見にくいですが、奥付です 100部限定出版のNo.15の印が入ってます サイズを見ていただくとわかりますが、これは「豆本」です こういった豆本は、ハンガリーでは1970年代に多く作られたようです しかし、これは1936年のものです (多分貴重な豆本でしょう) これを求めた古書店には、他にも華麗なフランスの豆本もありました 装丁は陶器で、人物が絵付けされていました 横長で『フランスの愛の詩』(笑) 私がこの本を選んだのは、ヘブライ語が書かれていたから |
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表紙の金箔文字はヘブライ語で“ハガダ”と読みます ちなみにセムハム語系なので右から左に読みます ヘブライ語はユダヤ人達の言葉、旧約聖書はヘブライ語です 現在イスラエルの人達が話しています 『ハガダ(ハガダー)』とは、ユダヤ教徒の年中行事の一つ ニサン月(現在の3〜4月)の15〜21日に行われます “過ぎ越しの祭”の晩餐で朗読される、出エジプトの伝承と祈り を綴った式次第のことです |
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本当に見にくい画像で申し訳ない^^; 豆本なので、ページを広げ過ぎると本が傷んでしまうので、ご諒承下さい ユダヤ教についての詳細は省きますね で、この本はその式次第が書かれているのですが、 説明文はマジャール語(ハンガリー語)です はっきし言ってわかりません(笑)^^; いや、説明文はわからないので(かろうじて中表紙だけ訳しました) ヘブライ語の部分だけを見ていきました 一時ヘブライ語を勉強してたのです(勉強というほど勉強してないけど) 左の節は、最初の部分「キドゥーシュ(聖)」について 「王の王たる唯一神アドナイを賛美し〜」ってな感じではじまってます |
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こんな感じで読み進めていって、種なしパンを食べなさい とか、マロール(この祭で食べる若い野菜)を食べなさい とかいろいろ指示されるんですよ で、それに従って皆で食べたり飲んだりするわけだ この豆本には、左図のように木版画が挿入されてます 凄い、凝ってますね〜^^ この図は、簡単に説明するのは難しいので省略させて下さい すみません^^;。トーラーについて書かれてました トーラーとは、モーセ五書のことです 「創世記」「出エジプト記」「レビ記」「民数記」「申命記」 |
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左図は「出エジプト」の場面 ところで『旧約聖書』は知ってますか? 結構『新約聖書』とごっちゃになってる方も多いのでは? (私もごちゃまぜで覚えてたりします(笑)) ちなみに何故ハガダで種なしパンを食べるかというと、 出エジプトの時にパンに入れる種(イースト菌)を持って出れなかった という由来からなんだって 同様に、苦菜を食べるのもその苦しみを忘れない為だって |