高千穂線
神話の里・宮崎県の高千穂を走る高千穂線。日豊本線の延岡で分岐し、五ヶ瀬川の流れに沿って遡り、終点の高千穂で下りて高千穂峡を訪れてみると神話の里という呼び名を実感できるのではないでしょうか。その山深い地形は観光名所とはなりましたが日常の輸送については採算を取るには程遠かったようです。
この線は1937(昭和12)年9月に延岡から槙峰まで開業、'39(昭和14)年10月に国鉄日之影線として延岡−日之影間が開通。'61(昭和41)年2月7日には日之影−高千穂間延長工事の起工式が日之影駅構内で行われ、高千穂町内では神々に扮した人々によるパレード、祝賀行事が行われたというから、地元が寄せる期待の大きさが窺われます。1968(昭和43)年には国鉄諮問委員会による赤字83線の指定により日之影線延岡−日之影間が廃止予定線区となったのですが、'72(昭和47)年7月22日には日之影−高千穂間が延長開業して高千穂線と改称、しかもその先高千穂−高森間23kmを延長して熊本県側の高森線と結ぼうという日肥線計画があり、実際ある程度工事が行われていたというのですから国鉄ローカル新線がいかに政治の道具として使われていたかを示すいい例であると言えそうです。そういった例は他にも全国的に何件かありましたが。
1980(昭和55)年成立の国鉄再建法によって高千穂線は第2次廃止対象線区に指定され、同時に高森側のトンネル工事で出水事故があったことも手伝って新線建設は中止されました。宮崎県と沿線市町村は高千穂線の存続に向けて第3セクター化を決め、'88(昭和63)年12月14日新会社を設立、'87年に国鉄がJRとなった後の'89(平成元年)年4月27日限りで高千穂線は廃止、翌日から第3セクター高千穂鉄道として再出発しました。
私が乗車した時は前日に高森からバスに乗って高千穂に到着し、高千穂ユースホステルに1泊して翌朝高千穂峡を見物、お昼頃の列車で延岡を目指しました。高千穂線の車窓よりも高森から高千穂への道中、道の狭さの割には大型のバスがスピードを出して飛ばしていたことと、車窓から建設途中で中止された新線の橋脚が見えたことが印象に残っています。
時刻表1990年1月号より 1988(昭和63)年3月13日改正分
| 営業キロ | 換算キロ | 列 車 番 号 | 821D | 823D | 825D | 827D | 829D | 831D | 833D | 列車番号 | |
| ・・・・・・ ・・・・・・ ・・・・・・ |
・・・・・・ ・・・・・・ ・・・・・・ |
宮 崎発 日 向 市 〃 南 延 岡 〃 |
・・・・ ・・・・ 558 |
・・・・ ・・・・ 712 |
・・・・ ・・・・ 1301 |
・・・・ ・・・・ 1609 |
1606 1723 1746 |
・・・・ ・・・・ 2025 |
みやざき ひゅうがし みなみのべおか |
||
| 0.0 4.1 6.9 10.5 11.6 13.3 14.6 17.2 19.9 24.9 26.4 29.0 31.4 32.9 37.6 40.4 44.0 47.9 50.1 |
0.0 4.5 7.6 11.6 12.8 14.6 16.1 18.9 21.9 27.4 29.0 31.9 34.5 36.2 41.4 44.4 48.4 52.7 55.1 |
延 岡発 西 延 岡 〃 行 縢〃 細 見〃 日向岡元〃 吐 合〃 曽 木〃 川 水 流 〃 上 崎〃 早 日 渡 〃 亀 ヶ 崎 〃 槙 峰〃 日向八戸〃 吾 味〃 日 之 影 〃 影 待〃 深 角〃 天 岩 戸 〃 高 千 穂 着 |
610 618 623 630 633 637 640 646 651 659 702 708 713 716 730 737 746 755 800 |
749 756 801 807 810 814 817 823 828 835 839 844 849 853 900 908 918 926 932 |
1108 1116 1121 1127 1130 1134 1137 1142 1147 1155 1158 1204 1209 1212 1220 1228 1237 1245 1251 |
1321 1328 1333 1339 1342 1346 1349 1355 1400 1407 1411 1416 1421 1425 1432 1440 1449 1458 1503 |
1620 1628 1633 1639 1642 1646 1649 1659 1704 1712 1715 1721 1726 1729 1737 1745 1754 1802 1808 |
「 宮 南 延 崎 岡 間 5534D |
1812 1820 1824 1831 1834 1837 1841 1846 1851 1859 1902 1908 1913 1916 1924 1931 1941 1949 1954 |
2037 2044 2049 2055 2058 2102 2105 2111 2116 2123 2127 2132 2137 2141 2148 ---- ・・・・ ・・・・ ・・・・ |
のべおか にしのべおか むかばき ほそみ ひゅうがおかもと はきあい そき かわずる かみざき はやひと かめがさき まきみね ひゅうがやと ごみ ひのかげ かげまち ふかすみ あまのいわと たかちほ |
| 営業キロ | 換算キロ | 列 車 番 号 | 820D | 822D | 824D | 826D | 828D | 830D | 832D | 834D | 836D | |
| 0.0 2.2 6.1 9.7 12.5 17.2 18.7 21.1 23.7 25.2 30.2 32.9 35.5 36.8 38.5 39.6 43.2 46.0 50.1 |
55.1 52.7 48.4 44.4 41.4 36.2 34.5 31.9 29.0 27.4 21.9 18.9 16.1 14.6 12.8 11.6 7.6 4.5 0.0 |
高 千 穂 発 天 岩 戸 〃 深 角〃 影 待〃 日 之 影 〃 吾 味〃 日向八戸〃 槙 峰〃 亀 ヶ 崎 〃 早 日 渡 〃 上 崎〃 川 水 流 〃 曽 木〃 吐 合〃 日向岡元〃 細 見〃 行 縢〃 西 延 岡 〃 延 岡着 |
・・・・ ・・・・ ・・・・ ・・・・ 453 501 504 509 514 518 525 531 536 539 542 545 551 555 603 |
549 552 557 602 606 614 616 621 627 630 638 649 654 657 701 703 709 714 721 |
南 南 宮 延 崎 岡 間 5525D 」 南 宮 崎 着 929 」 |
・・・・ ・・・・ ・・・・ ・・・・ 742 750 753 758 803 807 814 824 829 832 836 838 844 849 856 |
840 844 849 853 901 910 912 917 923 926 934 939 944 947 951 954 959 1004 1011 |
939 942 948 952 956 1004 1007 1012 1017 1020 1028 1033 1039 1042 1045 1048 1054 1058 1105 |
1257 1301 1306 1310 1314 1322 1325 1330 1335 1339 1346 1356 1401 1404 1407 1410 1416 1420 1428 |
1603 1606 1612 1616 1620 1628 1631 1636 1641 1644 1652 1657 1703 1706 1709 1712 1718 1722 1729 |
1858 1901 1907 1911 1925 1933 1935 1940 1946 1949 1957 2002 2007 2010 2014 2017 2022 2027 2034 |
2000 2004 2009 2014 2017 ---- ・・・・ ・・・・ ・・・・ ・・・・ ・・・・ ・・・・ ・・・・ ・・・・ ・・・・ ・・・・ ・・・・ ・・・・ ・・・・ |
| 53.5 70.6 133.8 |
・・・・・・ ・・・・・・ ・・・・・・ |
南 延 岡 着 日 向 市 発 宮 崎着 |
609 ---- ・・・・ |
728 801 919 |
904 ---- ・・・・ |
・・・・ ・・・・ ・・・・ |
1112 ---- ・・・・ |
1435 ---- ・・・・ |
・・・・ ・・・・ ・・・・ |
2051 ---- ・・・・ |
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1986(昭和61)年1月3日、高千穂。単線・片側行き止まりホーム1線の駅でしたが、駅名板の背後は交換設備の用地が空いていました。 |
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高千穂駅全景。跨線橋から写しました。 町の中心部からは丘をひとつ越えた外れにありました。この先を延長して高森線とつなぐ予定があったったための位置および設備なのでしょう。 |
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かの有名な高千穂鉄橋('71(昭和46)年完成)を渡るキハ20型ディーゼルカー。川面からレールまでの高さは105mで日本一、東洋一だそうです。。天岩戸−深角間にあり、並行する国道からこんな写真が撮れます。ダイヤに余裕がある時は橋の上で列車が徐行サービス(?)してくれます。 このあたりには道路橋でもその地形ゆえか深い谷にかかるやたらと高い橋がいくつもあります。 |
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'86年1月3日、延岡駅にて。高千穂から到着直後の写真です。下り列車が遅れたため交換駅でこの上りも遅れてしまい、車内で「延岡で寝台特急富士に乗り換えるお客様は車掌までお知らせ下さい。」という放送がありました。そして実際列車が延岡到着直後、接続を待っていたように富士が発車して行きました。 |
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'86(昭和61)年1月3日、高千穂駅のスタンプ。 |
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チャレンジ2万キロのキャンペーンのものまで用意してありました。 |
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