海のワイン棚
  
船のラベルのワインたち




BGM=海のバレンタイン


海のワインといっても、海の味がするわけではない。特別の材料でつくったワインでもない。普通のワインである。ただ、私のワインラックには、ラベルに、船をデザインしたワインが並んでいる。最初は何気なく始めたが、そのうち意図的に集めるようになった。最近では、デパートでも、街の酒屋さんでも、ワインを見かければ、必ず、並んでいるワインのラベルを、一通り見て回るようになった。そして、船や、場合によっては海が描かれているワインを見つけると、2本買う。必ず買う。 2本買うというのは、1本は栓を抜かず保管するためである。子供のときの記憶に、スタンプの押してない切手の方が、確か値が高かった、という、あれである。あと1本は飲んで味をみるためのものである。ソムリエ的嗜好ではない。そちらのほうは、とんと才能がない。ただ、ワインとは飲むものであり、飲まないでやたら集めるだけというのは、何やらワインを冒涜したような気がする、という、飲んべえの勝手な理由からである。必ず買うというのは、これまでの経験からいって、見つけたとき買わないと、二度とお目にかかれないことが多いという、これも、蒐集家としての、エッヘン、「専門的」な理由からである。と、以上が前置きである。これから、なぜこのサイトを立ち上げたかを書く。あるとき、専門店で、1本6500円のワインを見つけた。これまでの最高は3800円くらいだった。だから無理して2本買った。しかし、我がサイフ君は、ワインのために13000円は「出せない」と強くおっしゃる。店内をよく見ると、2万円、3万円のワインもざらにある。中には、6万円以上するのもある。それらの中に、今のところ船のラベルのものは見つかっていないからいいようなものの、もし、そんなワインが登場したらどうなるか。火を見るより明らかであろう。飲んべえの義理と、蒐集家の誇りを同時に維持するにはどうするか。実は、その解決策が、このサイトなのである。これからは、まず、買うのは1本だけとする。次に、写真を撮って、それから飲む。そして、写真をこのサイトに載せる。実に簡単ではないか。そもそも、何とかヌーボーとか言ってありがたがるこの国で、古いワインを、栓を開けずに蒐集したからといって、資産価値が生ずるはずもない。純粋な蒐集家の精神は、写真に残すだけで十分守れるではないか。

これまで集めたワインは13本である。これを多いと見るか、少ないと見るかは、ご自由である。蒐集と言うからには30本ぐらいはそろえたかった。しかし、差し迫った上記の事情があったし、それに、実際、探してごらんになれば分かるが、船のラベルのワインなんて、そう見つかるものではない。ぼつぼつと、これだけ集めるのにも、10年近い歳月を経ている。だからこそ、そうしたワインにたまたま出会うと、思わず胸が高鳴る。どうですかみなさん、こんなワインの楽しみ方、あなたもやってみませんか。そして、6万円もするワインの中に、船や海のラベルを見つけたら、共同出資で買って一緒に飲みませんか。
(その後、ヨット仲間の絶大なるご協力をいただき、現在掲載数は100本を越えています)。

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投稿大歓迎

船や海をデザインしたラベルのワインを見つけ
たら簡単な説明をつけて写真を送って下さい。

画像をクリックすると大きな画像を見られます。
ビンのラベルに描かれた船を探してください。

1 Sevre et Maine Sur Lie (フランス・ナント) 2 Christian Riese Lassen (フランス・オック)
 クリスチャン・ラッセン特別仕様  

3 Grand Bateau (フランス・ボルドー)

4 CharlesUSoulignac (フランス・ボルドー) 5 Camerlingo Pinot Bianco (イタリア・エミリア
=ロマーニャ)

6 Beau - Rivage (フランス・ボルドー)

7 Duchesse de Bretagne (フランス・ロワール)
 ミュスカデ
8 Art Marin (フランス・オック)
 
ラベルの裏にも印刷、ビンの後ろからも絵
 が見える

9 Lumiere (日本・甲州)
 
日本丸記念財団特別仕様

10 Polaire (日本・甲州)
  
海洋酵母を使用してサッポロが商品化
11 Isles de Stel (フランス・オック)
  
ケース付き

12 La Terra (スペイン・カタルーニャ)
  ティント

13 Chateau Beychevelle (フランス・ボルドー)
下欄「ワインの話あれこれ 5」参照
14 Chateau Duhart-Milon (フランス・ボルドー) 

15 Amiral de Beychevelle (フランス・ボルドー)

16 Clos Marie (フランス・ラングドック地方) 17 Clos Floridene (フランス・ボルドー・グラーブ村)  18 Devils Corner (オーストラリア・タスマニア)

19 Primitivo(イタリア・プーリア)
  
カナレット仕様

20 Hayama Resort Wine 赤 (フランス・ボルドー)
リカーズかさはら仕様<木村氏紹介>
21 Hayama Resort Wine 白 (フランス・アル
マニヤック) リカーズかさはら仕様 <木村氏紹介>
22 BLUE-SKY HAYAMA (ドイツ・ラインへ
ッセン) リカーズかさはら仕様<木村氏紹介>
23 RIVER ROUTE CHARDONNAY(.ルーマニ
ア・オプリソール)
24 FOXEN(米カリフォルニア・サンタバーバラ)
25 HENRIQUES and HENRIQUES(ポルトガル・
マデイラ) 
26 NAVICERT(フランス・プロヴァンス) 
<江口氏提供>
27 CHATEAU LES ANCRES(フランス・ボルドー)
  舵誌2007年1月号マリングッズ・カタログ掲載
28 Uerziger Wurzgarten Riesling 通称
DR.HERMANN
(ドイツ・モーゼル)
29 Masi Modello Bianco delle Veneze
(イタリア・ヴェネト) 
30 Nignth Island (オーストラリア・タスマニア) 
31Lyrup Crossing (オーストラリア・南オースト
ラリア) 
32 Red Emperor (オーストラリア・クイーンズラ
ンド) プラム果実酒  
33 Don Simon(スペイン・ムルシア)
<手柴氏提供>
34Bourgogne Pinot Noir(フランス・ブルゴー
ニュ) 「ペルリ提督横浜上陸の図」仕様
35 HARDYs SAILING(オーストラリア・南東オー
ストラリア)<大石氏提供>
36 TWO OCEANS(南アフリカ・西ケープ州)
空から見た喜望峰の絵が描かれています。
37 MONT GRAS(チリ・コルチャグア=ヴァレー)
38 Brezzolino(イタリア・マルケ州)<大石氏提供>
39 LA GABARE DE CROIZET-BAGES(フラ
ンス・ポイヤック)<藤野氏提供>
40 DOMAINES SUMEIRE (フランス・プロバン
ス)<藤野氏提供>ラベルはヴァン・ゴッホの描いた
地中海。
41 1492DON CRISTOBAL(アルゼンチン・メン
ドーサ)<大久保氏提供>1492はコロンブスの第1
回航海の年。
42 MERLOT-CABERNET SAUVIGNON 2007
(フランス・ボリー・マヌー社<ボルドー?>) 水平線にヨ
ット、見えますか。
43 Don Cristobal premio (スペイン・カスティー
リャ) 
44 Le ROSE de MALARTIC (フランス・ボル
ドー) <藤井夫妻提供> 
45 TERRE DE MISTRAL (フランス・エステザ
ルク) <朝木氏提供> 
46 Samnel CHAMPLAIN MERLOT (フラン
ス・ボルドー) <藤井夫妻提供> 
47 Seabreeze Uraga (日本・北海道) 浦賀・
宮政商店仕様 
48 Samnel CHAMPLAIN CHARDONNAY 
(フランス・ボルドー) 46の姉妹品 
49 EVENIG STAR 2008 CHARDONNAY(オ
ーストラリア・ジーロング) <藤井夫妻提供> 
50 Grand Bateau (フランス・ボルドー) 3の姉妹
品<藤野氏提供> 
51 CRISTOBAL 1492(アルゼンチン・メンドー
サ) 41の姉妹品<大久保氏提供>
52 LA NINA (アルゼンチン・メンドーサ) 41・51
の姉妹品<大久保氏提供>
53 ARNOZAN RESERVE DES CHARTRONS
2007(フランス・ボルドー) ブリュッセルコンクール金
賞<朝木氏提供>
54 LUMIERE 金沢八景 (日本・甲州)  ダイエー
金沢店特別仕様
55 BARGO VIEJO(チリ・コルチャグア=ヴァレー)
56 ATLANTICO 2009 (ポルトガル・アレンテー
ジョ) <藤井氏提供>
57 Veuve Clicquot Ponsardin (フランス・シャ
ンパーニュ) 遭遇! シャンペン。<藤野氏提供>
58 RUMBO SUR(チリ・ランカグア)  59 Masi Modello Delle Veneze
(イタリア・ヴェネト) 29の姉妹品 
60 Muscadet Sevre et Maine(フランス・ナ
ント) 


想い出との訣別  転居することになった。こんどのマンションはリゾート風につくってあるので、ただでさえ収納が少ない。困ったのが、大量のワインの空瓶。持っていくかどうか迷ったが、家人は、絶対に捨ててくれという。せめてラベルだけでも取っておけばという知人の薦めもあったが、ラベルだけで意味のないことは、「ワインの話あれこれ」(下記参照)にも書いたとおりである。しかし、他人に理解されないからこそ、こだわりなのであって、めげずに独自の方法を考えればよい。そうだ、この際、ラベル記載の情報をもういちど整理し直し(葡萄の品種など)、あわせて瓶底の凹みの深さも測って記録しておけば、唯一無二の貴重(?)な資料となるはずだ。これこそマニアの「道」の道たるゆえん、と、悦に入っていたところまではよかったのだが、その後、引っ越しのあわただしさのなかで、そんなマニアの時間を過ごすことは許されなかった。結局下掲の集合写真ですますこととあいなった。60本に達したコレクションのせめてもの存在の証しというところかな。瓶底を撮っても絵にならないだろうから、それぞれの栓を脇に置いてやった。各ワインのテイストはすでに忘却の彼方だが、家具を運び去ったガランとした部屋に立ち並んだ瓶たちは、まるで、私たちが幾年か住んだこの部屋の、想い出の象徴であるのように、ひとしきり瞬いた。

これまでに集めたワイン(入手時期、値段、順不動)。61本目からは、瓶に執着せず楽しめるようになるのかしら。いずれにせよ、これは確実に、何かをフッきるための撮影でありました。


新シリーズ(背景は自宅対岸の「シティマリーナ・ヴェラシス」です)

61 Chiringuito Cove (チリ・セントラル=ヴァレー)
シャルドネ <藤野氏提供>  
62 Chateau Les Ancres (フランス・ボルドー)
メルロー・カベルネソーヴィニヨン・カベルネフラン
<朝木氏提供> 
 

63 Chiringuito Cove (チリ・セントラル=ヴァレー)
カベルネソーヴィニヨン 61の姉妹品 <藤野氏提供> 

64 Dry Creek vineyard CHARDONNAY (米カ
リフォルニア・ルシアン=リバー=バレー) アメリカズ
カップラベル仕様
シャルドネ <藤野氏入手>  
65 Dry Creek vineyard FUME BLANC (米カ
リフォルニア・ソノマ=カウンティ) アメリカズカップ
ラベル仕様
フュメブラン <藤野氏入手>  
66 Dry Creek vineyard HERITAGE ZINFAND
EL
(米カリフォルニア・ソノマ=カウンティ) アメリカズ
カップラベル仕様
ジンファンデル <藤野氏入手>  
67 Dry Creek vineyard CHENIN BLANC (米
カリフォルニア・クラークス=バーグ) アメリカズカッ
プラベル仕様
シュナンブラン <藤野氏入手>  
68 Dry Creek vineyard CABERNET SAUVI
GNON
(米カリフォルニア・ドライクリーク=バレー) 
アメリカズカップラベル仕様
カベルネソーヴィニヨン <藤野氏入手>  
69 ENDEAVOUR (米カリフォルニア・ドライ=クリー
ク=バレー) アメリカズカップラベル仕様 ドライクリー
ク農園謹製
カベルネソーヴィニヨン<藤野氏提供>  
 
70 SALINA BIANCO (イタリア リパリ島) 
マルバシア <藤井氏提供>  
71 DOMAINE LA FERME BLANCHE CASSIS
(フランス プロヴァンス) 
マルサンヌ30%,クレレット30%,ソーヴィニヨン・ブラン
30%,他10% <藤井氏提供>  
72 Dry Creek vineyard CHARDONNAY (米カ
リフォルニア・ルシアン=リバー=バレー) アメリカズ
カップラベル仕様 64の姉妹品
シャルドネ <大石氏提供>   
73 Rosso dell Venezied (イタリア ヴェネト)
カベルネソーヴィニョン、メルロー 
74 GARBI (イタリア マルケ)
シャルドネ、ソーヴィニョン・ブラン、ヴェルデッキオ
<藤井氏提供>
75 ONDA DI LUNA (イタリア リグーリア)
ヴェルメンティーノ、アルバローラ・グレコ
<伊集院夫妻提供>
76 Santa Caterina COLLIO  (イタリア リグ
ーリア)
ソーヴィニョン・ブラン
<藤井氏提供>
77 EAST INDIA MADEIRA FINE RICH (ポルト
ガル マデイラ島)
ブレンド
<朝木氏提供>
78 ARNOZAN RESERVE DES CHARTRONS
2010(フランス・ボルドー)
ソーヴィニョン・セミヨン
53の姉妹品
79 CHINON LE FUTREAU (フランス ロワー
ル)
カベルネフラン
80 Antica Marineria (イタリア ルビコーネ)
サンジョヴェーゼ?
<藤井氏提供>
81 Carl Jung (ドイツ リューデスハイム)
リースニング(ノンアルコールワイン) 
<藤井氏提供>
82 Force of Nature (アメリカ カリフォルニア)
テンプラニーリョ
<藤井氏提供>
83 Barco Viejo(チリ セントラル=ヴァレー)
シャルドネ
<藤井氏提供>
84 Isola Pinot Nero(イタリア ヴェネト)
ピノノワール
<藤井氏提供>
85 Palvin Pompeiano(イタリア カンパーニャ)
ファランギーナ コーダディヴォルペ
<朝木氏提供>
86 Teanum Vento Nero Di Troia Primitivo
(イタリア プーリア)ワイン試飲会出品品、ギフト箱入り
プリミティーヴォ
<明美氏提供>
87 Teanum Vento Vino Spumante Brut
(イタリア プーリア)ワイン試飲会出品品、ギフト箱入り
シャルマ方式スプマンテ(品種不明)
<明美氏提供>
88 Barco Viejo(チリ ロントゥ=ヴァレー)
ピノノワール
83と同醸造者
89 HAUT POITOU(フランス ポワティエ)
ソーヴィニヨンブラン
<八木氏提供>
90 FELIX LAQUEBROU(フランス ロワール)
ミュスカデ
<八木氏提供>
91 Twilight Hayama 赤 (ドイツ ラインヘ
ッセン ブルガマイスター・ヴェーバー家)リカーズ
かさはら仕様
<小松原氏提供>
92 SANGIOVESE (イタリア マルケ州)
サンジョヴェーゼ <藤井氏提供> 「アース 5」
発航祝賀記念
93 DRAKKAR NOIR (フランス コート・ド・
デュラス)メルロー・カベルネソーヴィニヨン <岡村
氏提供>猫とヨットの自筆絵入り布製ワインバッグに
入れて頂戴しました。
94 CALEUCHE (チリ セントラルバレー)
カベルネソーヴィニヨン <岡村氏提供>
「カルーチェ」はチリ民話に登場する幽霊船。
95 Porto Fino  (ポルトガル・ドウロ)
品種不明 <岡村氏提供>
トゥニー・スタイルのポートワイン。「ポル
トフィーノ」はイタリアの漁港だが…。
96 FAZIO SIBILIA (イタリア シチリア)
ネロ・ダーヴォラ
97 ARTEVIN (スペイン リオハ・アルタ)
テンプラリニーニョ ガルナッチャ
<岡村氏提供>
98 CUVEE LOUIS LECOMTE (フランス ブル
ゴーニュ)
シラー 
<岡村氏提供>
99 Cuvee du Golfe de Saint-Tropez(フラン
ス プロバンス)
グルナッシュ サンソー
<藤井氏提供> 出張土産 
100本記念 Del Viento(チリ コンチャグアバレ
ー)
ソーヴィニヨンブラン 
101Veuve Clicquot Ponsardin (フランス・シャ
ンパーニュ) シャンペン。
57の姉妹品
ピノノワール
シャルドネピノムニエ
<朝木氏提供> 
102 Olivier COUSIN (フランス ロアール)
カベルネフラン
超自然派オリヴィエ・クザン氏製造(下記「ワインの
話あれこれ」7参照)。
103 Penedès Malvasia - Vega de Ribes(ス
ペイン・カタルーニャ)
マルヴァジア原産品種
オーガニック製法高級ブランド品
104 SOLdeSUD(チリ・コンチャグアバレー)
カベルネソーヴィニヨン
ラベルはケープホーン。36の喜望峰とあわせ、二
大最南端航路。テラオーストラリスは幻の「南方
大陸」。かつてフエゴ島がその一部と想定された。
105 DUE MARI(イタリア・シチリア)
ネロ ダヴォラ種
<岡村氏提供>
106 LADERAS de LEONILA(スペイン・カスティー
リャ イ レオン

メンシア ガルナッチャ ドーニャブランカ
107 JORGE ORDONES & Co. (スペイン・
アンダルシア)
マスカット
108 XABEC(スペイン・カタルーニャ モンサン)
カリニェーナ ガルナッチャ
<岡村氏提供>


ワインの話あれこれ      投稿歓迎 (海に関係なくてもかまいません)

1 高価なワインはおいしい? ある酒屋のご主人から最近聞いた話。ワインの値段はどうやって決まるか。製法・成分が違うのか、古いから高いのか、おいしいから高いのか。まず、ビンの中味であるが、これはすべて、発酵したブドウ液と酸化防止剤なのだそうである。したがって、製法・成分による違いが値段に影響するなんてことはありえないとのこと。次に、古いほど価値があるかというと、それも怪しいとのこと。同じ銘柄でも、ブドウの収穫された年によって評価が違うというのはよく聞く話だが、そもそも、ワインは保存が難しい。ワインは、温度と湿度の変化に極端に弱い。日本のように季節変化の激しいところでは、瓶詰めされ酸化防止剤が入っていても、セーラーにでも保存しておかないかぎり一夏持たないという。古けりゃうまかろうは、これもそもそもない話。その意味では、日本で新酒が重宝されることには一理あるのだろう。作柄の良い年に生まれたワインが、特殊に管理され、好事家の間で高値で取引されることがないわけではないだろうが、それがワインの市場一般に影響しているとは考えにくい。ワインの値段はもっぱら、供給側の事情によるとのこと。需要と供給のバランスによって決定された価格というより、おもに供給側の要因が価格を決定しているというのである。大きなブドウ園で大量に作られたワインは安く、どこかの荘園や修道院ゆかりの農場で少量作られたワインは高いのだそうだ。少量だから珍重されるというのは、需要側の理由の反映だから、価格決定のメカニズムが全く働いていないわけではないだろうが、おそらくご主人の言いたかったのは、それ以上に産地側のプライドと頑固さが値段の決定権を握っているということなのだろう。大量生産されたものより手作りのほうが絶対おいしいと言えるなら、おいしさと値段は正比例するが、少なくとも高いからおいしいとは、考え違いしないほうがよいということなのだろう。「高いけどおいしいよ」と言わず、問われてつい本音を出したこの酒屋さん、うれしい人である。(2006.3.30記)
2 何とも嬉しい酒屋さん 葉山ゆかりのヨットマンから楽しいお知らせをいただきました。葉山に「リカーズかさはら」という酒屋さんがあるそうです。普通の街の酒屋さんふうなんだそうですが、何と何と、ヨットの絵をラベルに描いた特製ワインを、独自に販売しているのだそうです。早速ホームページ(http://www.liquors-kasahara.com/ )を見ると、あったあった。海とヨットづくしのラベルのワインが、都合6種類も並んでいるではありませんか。葉山という土地柄とはいえ、何とも嬉しい酒屋さんがあったものです。うち3種類を、この店を紹介してくださった方のお仲間の、葉山在住のヨットマンを通じて手に入れることができました。それが、本サイトのNo.20 No.21 No.22に載っている写真です。この夏のクルージングはこの3本で決まりです。ビバ葉山。ビバ葉山スピリット。(2006.7.24記)
3 クラシック音楽を聞いて育ったワイン 「葡萄交響曲」というワインがある。長野県諏訪の信濃ワインという会社が、葡萄の仕込みから発酵・貯蔵・熟成まで、クラシック音楽を聴かせて作っているという。飲んだ人の話では、とくに赤が口当たりが良かったと言う。クラシック音楽には他の音楽にはない共通した波長があって、これが宇宙の波動に近いのだそうだ。モーツァルトなどの音楽を聴かせると、酵母菌などがリラックスして活性化し、ワインの味をよくするという。実は、これは他の食品でもいろいろ行われている。「音楽熟成」とも呼ばれるらしい。京都には、「モーツァルトの醸した醤油」という、そのままずばりの商品名の醤油もある。宮崎県ではバナナの熟成冷蔵庫にスピーカーを取り付けて音楽を聴かせているという。富山県ではトマトにクラシックを聴かせている。島根県では豚を、沖縄県では山羊を、音楽で育てているという。「音楽熟成」はいまやブーム。真偽のほどはわからないが、クラシックを聴かせると美味しい野菜や良質の肉がとれる、などと聞くと関心を集めることだけは間違いない。どうやるかは別にして、「海が育てたワイン」なんてのもあれば売れるかもしれない。信濃ワインの工場内には、終始クラシック音楽が流れているという。クラシックを聴くと眠くなるという無粋な従業員はいないのだろう。いや、それほどノンビリした職場だからこそ、名品が生まれるのかもしれない。
4 ワインの瓶を捨てられないわけ 海のワイン棚も50本を越えた。ただでさえ狭い我が家のワインラックは空瓶がいっぱいで、家人からは「じゃまだ」「捨てろ」と責め立てられる。コレクションならラベルだけ残しておけばいいのではないかと、なぐさめてくれる人もいるのだが、そう簡単に運ばないのが、コレクター魂というやつなのだ。まず第1に、瓶そのものにラベルがペイントされているものがあって、はがしようのないものがある。上掲8など、ご丁寧に瓶のラベルの反対側に窓枠が描いてあって、透かして見るとラベルに描かれた海の景色がその窓からも見えるというように、凝った作り方になっている。そのほか、瓶に文字が型取りされ浮き彫りになっているものもある。つまり、ラベルだけではワインのトータルなデザインは把握しきれないのだ。ラベルはデザインの一部にすぎない。第2に、これぞまさしくワインの瓶ならでは、という理由がある。ワインの瓶底に窪みがあるのをご存じだろうか。ワインを熟成させるときに出るオリをためるための独特の工夫で、飲む時は、そのオリが舞い上がらぬように注ぐのがコツなんだそうである。長く熟成させる高級ワインほど窪みが深いともいわれる。そこで逆に、瓶のオシリを撫でて、「うん、これはいける」なんて、したり顔で酔眼を細める向きもある。もっともこの窪みとワインの値段との関係は、必ずしも対応しているわけではない。それに、最近はステンレスのタンクで熟成させてから瓶詰めにすることが多く、窪みの役割はもうほとんどないといってよい。だか、実際触ってみると、深いのや浅いのや千差万別の窪みがある。つまり、今でもワインたちは、そのアイデンティテイを瓶底の窪みで語っているのである。とすれば、これはやはりむげに捨てるわけにはいかないのではないか。少し余談になるが、コルクの栓も同列である。コルクの栓も、さまざまに印刷などされているものがある。コルクの栓は小さいので、家人からもさほど邪魔者扱いはされないけれど、我が家ではこれは猫ちゃんたちの恰好の遊び道具となり、うっかりすると紛失してしまう。ワインのトータルデザインをいかに保存するか、そこで、猫を追っかけながら思案している次第である。ちなみに、白ワインはオリが出ないので瓶底にへこみがないのが普通である。
5 帆を降ろした船のラベル 藤本義一著の「ワイン入門」に以下の記述を見つけた。本欄13に関する記述である。ボルドー(ジロンド県)メードック地区のなかのいちばん小さな村サン・ジュリアンには、「国道に沿って、帆をおろした帆船の力強いイラストが大きく描かれているラベルで知られたシャトー・ベーシュベル(Chateau Beychevelle)がある。優雅なワインとして有名だが、このシャトー名はベッセ・レ・ヴォワル(baissez les voiless―帆を下げよ)の言葉が訛ったもの。ヴェルサイユ宮を小型にしたようなこのシャトーは、アンリー3世のお気に入り海軍大将デベルノン公の館でもあった。だからこの城の前を上り下りする船は、決まって提督に敬意を表するため帆を下ろしたという。その故事がいまもラベルに生かされている」。なお、サン・ジュリアンの隣村ボーイヤックにあるシャトー・ラツールのラベルには、自分のシャトーの塔屋が描かれているそうだが、この塔屋は、中世のころからこの辺りにジロンド川をさかのぼって出没した海賊から身をまもるため、100年戦争のとき築かれた防壁の名残りとのことである。ラベルにまつわる海の逸話が、このように、他のワインについても判明するといいのだけれど…。
6 「立ち飲みワイン会」のある風景 私が浦賀に移り住んで5〜6年になる。ヨットでたびたび訪れていたマリーナの隣に、新しいマンションが建つことを知り申し込んだ。浦賀は、京急浦賀線の終着駅を中心に、湾の東西に分かれ沿岸に細く伸びる町だ。浦賀の歴史は古い。下田とともに幕末の開港場に選ばれたように、天然の良港として知られ、それ以前からも鰯漁で栄えていた。近代化の渦中で造船の町に生まれ変わり、戦後は舞鶴とともに引き揚げ船の上陸港ともなった。造船業の衰退とともに造船所は閉鎖されたが、町の中心部を占めている駅前のその跡地の再開発プランがなかなか決まらない。そのため、進む方向を模索しつつも、ちぐはぐに置き去りにされた歴史の点在する、中途半端な町となっている。それでも土地の人は、急ぐ風もなく、どことなく人間臭い、懐かしくも住みやすい町である。
 そんな一角に、江戸時代から続く酒屋さんがある。屋号は相州浦賀港宮政商店といい、造船所跡地わきの街道沿いにある。さぞかし由緒ある店構えかと思いきや、ちょっと見には、ごくありふれた食料品店と変わらない。店内のディスプレイも、とりたてて目をひくわけではない。しかし、店を出ようとしてふと見ると、奥のほうに、なにやら下に降りる階段らしき手すりが目にとまる。「地下もあるの?」と聞くと、店主が、人なつこい笑顔で言うだろう。
「どうぞ、どうぞ」
時間があるなら、ここは降りてみるべきだろう。降り口あたりからもう、所狭しと木箱に入ったワインの瓶が置いてある。下まで降りて二度びっくりする。一階の三分の一ほどの広さの、薄暗い地下室まるごとが、大きなワインセラーになっている。聞けば、地下水が引いてあって、室内は年中一定の温度に保たれているとのこと。この辺り一帯は、昔から、船の航海に必要な飲料水を補給してきた土地柄でもある。腐りにくい水なのだそうだ。一説には、富士山の伏流水が湧き出ているとも言われる。隣町の走水神社の境内の井戸には、近所の人が毎日ポリタンクを持って水汲みに来ている。お茶をたてるときに使うそうだ。
 宮政のご主人の姓は、宮井さんという。浦賀の鰯漁は、紀伊半島から流れてきた漁師が始めたと言われる。やがて商売で成功する者が現れ、大きな干鰯問屋が軒を競った。史料を見ると、栄華を誇ったその何軒かの豪商の中に、宮井という姓も確認できる。おそらくここのご主人も、そうした一族の末裔なのかもしれない。
 宮政酒店では、ときどき、町の人を集めて「立ち飲みワイン会」というのが行なわれる。宮井さんが自分で飲みたいワインを、10人前後の人を集めて飲むのである。ワインは毎回変わる。5〜6本のワインを10人で飲むから、一人5〜6杯の種類の違うワインを1杯ずつは飲める計算だ。これで会費は2000円だから、高級ワインが出されたときには、アルコールのメートルとともに満足度もウナギのぼり。宮井さんの奥様の丹精込めたオードブルも出るが、「ワンコパン」の天然酵母のハードパンが人気だ。「ワンコパン」は、私のマンションの隣のマリーナの2階にオープンしているパン屋さん。噛みしめるたび味わい深くなる固めのパンに、オリーブオイルを少し垂らして一緒に食せば、もう堪えられない。店の閉店後に、木箱をひっくり返してテーブルクロスを引き、ビュッフェスタイルで行われる。テーブルにかしこまって飲むのではないが、グラスだけは宮井さんが集めた上等のグラスが使われる。2〜3年前に、店の隣に、薪ストーブの燃える「ワインカフェ」が併設され、パティシェの女店主の作るケーキとともに、いつでもワインを飲めるようになったのだが、街の人々は今でも、宮井さんから、この「立ち飲みワイン会」のお誘いが来るのを、首を長くして待っているのである。
7 超自然派オリヴィエ・クザン氏のワインとの出会い クルージングで伊東港に立ち寄った際、偶然このワインに出会った。ラベルには、大きな錨に抱き着いている毛むくじゃらの男のイラストが描かれている(上記「ワイン棚」102参照)。クルージングに同行したクルーの一人が、港のそばにあるスーパー「アオキ」の売り場で見つけてきた。この毛むくじゃらの男、知る人ぞ知るフランスワイン醸造界の異端児、オリヴィエ・クザン氏その人をモデルにしたものと思われる。ロアール地方アンジュ地区にある祖父のブドウ園を継いだクザン氏は、祖父が使用していた馬や農機具を使う、自然農法のワイン製造者として知られる人物。ところで、「ロアールのアンジュ」といえば、フランスワインの格付け最高位アペラシオン(AOC)の一つ。AOC(Appellation d'Origine Controlee)の呪縛から抜けられないのが世のワイン飲みの悲しい性だが、クザン氏は、このAOC格付け機関に反旗を翻した強者だ。農薬や化学肥料を認めるようになったAOCの工業的なワイン造りの最近の動向に不満を表明した氏は、2005年にAOCを離脱。規制の緩やかなヴァン・ド・ターブルの格付けで、カベルネ・フラン100パーセントのワインを生産してきた。ヴァン・ド・ターブルといえば、他の品種とのブレンドも許されるカテゴリーの格付けで、すでに他国でも人気を博していた氏のワインにしては、ずいぶんとへりくだったパフォーマンスに思えるのだが、この格付けでは、原産地や品種のラベル表示は禁じられている。ところがクザン氏、何を思ったか、アンジュやブレトン(カベルネ・フランの地方呼称)と表示してしまった。さらに、ある輸入業者がアペラシオン・オリヴィエ・クザンという意味で、ケースにAOCと表記してしまったことも裁判所の心証を悪くしたらしい。おかげで500万円ほどの罰金を払うはめになったのだが、氏から見れば、結果的に安い宣伝費になったというのがもっぱらの評である。クザン氏は、ブドウの栽培に限らず、「太陽熱でお湯を沸かし、ひまわり油で車を走らせる男」と言われ、超自然派生活の実践者としても有名であるが、気にいったのは、何と、若いころ単独無寄港世界一周をめざしたヨットマンであったそうだ。1960年生まれというから私より一回りも若いが、機会があれば会ってみたい人物である。ちなみに、伊東で入手した「オリヴィエ・クザン」には、「ブレトン」の表示はあるが、「アンジュ」の 表示はない。おそらく敗訴後輸出されたものであろう。
番外編 貯蔵庫


ひたすらワインを集めているうち、焼酎やラム酒などにも海や船にちなんだラベルのものが多いことに気付きました。気になりながらもワイン
ではないので見過ごして来ました。「蒐集」の枠をひろげるとそれこそ「収拾」がつかなくなるとの危惧もありました。しかし、ワインたちと同等
のレベルで海や船へのこだわりを、明らかに自己主張していると考えられるそれらのものを見ていると、当方の都合で、それらを仲間はずれ
にしていることに心が痛むようになりました。ちょうどそこに、ある友人がいわくつきの琉球泡盛を持って来られました。海底に8年間寝かせ
ておいたとかいう逸品で、瓶の表面にフジツボのあとが付いているのです。何とも凄まじいかぎりで、これを機にこの誌上ワインセラーの片隅
に、ワイン以外のものも蓄えることにしました。上掲No.32なども厳密に言えばワインではありませんが、これからは、場合によっては酒類以
外も含め愛蔵の列に加えていくことにしました。まずは件の泡盛から。

1 海底貯蔵酒 琉宮城 (沖縄産) 泡盛。国土
交通省後援「日本おみやげアカデミー賞」でグラン
プリに輝いた品。海底に8年間寝かせた証拠に、ビ
ンにはフジツボの付着した痕跡がある。お礼にと寄
贈いただいた。<舘野氏提供>
2 大吟醸生原酒  EARTH (湘南産) 清酒。茅
ヶ崎の十一屋水沢酒店発売。蔵出しの樽酒を、
オリジナルラベル調製のうえ瓶詰めしてくれる。
スバルザカップ出場時の写真を下絵に特注し、寄贈
いただいた。<大久保氏ほかEARTHクルー提供>
3 じゃがいも焼酎 LINIE AQUAVIT (ノルウェ
ー産) じゃがいも蒸留酒。北欧旅行のお土産。夫人
の父君愛飲のお酒とか。ネット購入もできるそうだが
日本では入手しにくい珍品。数ある銘柄の中から帆
船ラベルを探してくださった由。<朝木氏提供>
4 ラム酒 キャプテン・モーガン (プエルトリコ
産)。最近はラムを飲ることが多くなったとか。行きつ
けの店が変わったのかしら。最高級品のプライベー
トストックのほか、バニラ・アプリコットやライムのフレ
ーバーを揃えて下さいました。<大石氏提供>
http://item.rakuten.co.jp/tsutaya/c/0000000387/
5 スコッチウィスキー TOKAI (スコットランド産) 
ベン・ネヴィス蒸溜所蔵出しモルトのブレンド。東海
大学海洋調査船「望星丸」をラベルにあしらった特製
品。大学関係者のみ入手可能とか。
<大石氏提供> 
6 ラム酒 サントリーホワイトラム (日本産)。
カクテルに使うホワイトラムというと、バカルディかロ
ンリコをすぐに思い浮かべるが、国産にもこんなのが
あったのだ。しかも帆船のラベルで。<下平氏提供>

7 スコッチウィスキー ブナハーブン12年 (ス
コットランド産) アイラ島ブナハーブン蒸溜所。アイ
ラモルトには珍しく、ビートをあまり焚かないので、ス
モーキーさが少ないと言われる。カティサークの原
酒にも使用されるというが、バーボン好きにもいいだ
ろうと寄贈いただいたともの思われる。
<藤野氏提供> 
8 エール Piraat(ベルギー産)。Piraatはフラ
ンス語でもドイツ語でもないから、ベルギー語の
Pirateパイレーツか。エールは、強いビールのこ
と。アルコール度10.5%。どういうわけかアメリカ
帰りのお土産にいただいたベルギービール。帆船
ラベルであれば、国籍も入手経路も文句なし。
<藤井氏提供> 
9 ビール New Albion Ale(アメリカ
産)。エールとの呼称だが、アルコール度
6%なのでビール。
AlbionはEnglandの古
語。アメリカ出張のお土産にいただいた。
この国では、25セント硬貨の裏にも帆船
がデザインされているとのこと。写真のビ
ンの前に置いてあるコイン。(拡大画像は
右写真をクリック)<藤井氏提供> 

10 スコッチウィスキー マクレランズアイラ
(スコットランド産) アイラ島シングルモルト。マクレ
ランズ社はグラスゴーのボトラーだが、ビートによ
るこの地域産出ウィスキー独特の燻味は顕在であ
る。<朝木氏提供>    
11 デメラララム レモンハート (カナダ産) デ
メラララムは、南米ガイアナ共和国デメララ川流域で
蒸溜されたラム。レモンハートは新旧多数のボトルが
あるそうだが、これはすでに生産終了となっている旧
ボトル。藤野氏によれば、プロのバーテンダーの間で
は垂涎の的になっている逸品とか。
<藤井氏提供> 
12 サイダー 横浜サイダ
ー・プレミアムクリア
(神奈
川産) 2009年横浜開港150周
年を記念して発売されたご当地
サイダー。ラベルは横浜港のシ
ンボル「日本丸」のシルエット。
王冠にも碇のマークが入ってい
る。<琴英さん提供> 
13 ビール タモリカップビール(初代旧ラベル)
ヨットレース「タモリカップ」前夜祭恒例のBBQのた
め、タモリのスポンサー食品メーカー米久が制作提
供した御殿場の地ビール。国際的なビアコンペティ
ションで2012年金賞受賞。2014年第6回タモリカップ
を機に新ラベルが発売されたため、BBQ会場で無料
配布され入手。 
14 オリーブオイル ヨットの形をしたボトル入り
のオリーブオイルをいただいた。オリーブオイルは
イタリア産の高級品(写真は観賞用に別色の水を
詰め替え後)。ボトリングは、フォムファスの表参道
店。船名と「Bon Voyage」のメッセージ入り。(藤井
夫妻提供)
15 ワインバッグ 布製のオリジナル絵入りワイン
バッグをいただいた
。 達者なイラストは船名つきヨ
ット。バッグの後ろ側には、米国の女性詩人エラ・ウィ
ルコクスの詩が掲載されている。送り主の好きな詩人
だそうだ。詩の全文(原文+翻訳)は
リンクを参照。
(岡村氏提供)
16 梅酒 沖縄へのクルージング出発を記念し、手
作りラベルつきの自家製梅酒をいただいた。ボトルナ
ンバー刻印、酒造本舗銘称などウィットに富んだ作り
です。純米とあるから、最近流行の日本酒漬け込み
だろうか。(朝木氏提供)
17 泡盛 知る人ぞ知る沖縄の、海と船そのもの
ずばりラベルの琉球泡盛。奥原さんの著書と同じ題
名と、かつて大石さんが蔵元から取り寄せたことが
ある。その時は飲むのに夢中でビンは捨ててしまっ
た。いつか掲載せねばと思っていた矢先。沖縄クル
ージング記念の差し入れと、懐かしい酒を持ってきて
くれた。ラベルは、ハーリー応援特別仕様。(原氏提
供)
18 サイダー 横須賀ペリーサイダー 
須賀市観光協会販売の地サイダー。浦賀来航時の
ペリーの船に飲料の一部として積まれていた「炭酸レ
モネード」が日本にサイダーが伝わった最初という説
が有力。名水「走水湧水」が使用されているとのこと。
最近通うようになった市営の室内プールで泳いだあと
愛飲している。ラベルに黒船が一部載っている。
 
19 泡盛 上記17同銘柄の1升ビン。「シー汁浸漬
法」という、沖縄でも一度途絶えた製法を復活させ、
現代に甦らせた酒であると、梗概が書かれてある。
本当は正月に皆で飲もうと買われたそうだが、しばらく
欠席が続いていたため、先日持参された。奇しくも船
の修理期間に重なった。「甦り」の酒とあれば、これは
是が非でも修理終了時の祝い酒に取り置かねなるま
い。飲みたくてうずうずされている御仁もおられようが、
しばしお待ちあれ。 (藤井氏提供)
20 ジン プリマスジン 英国海軍御用達のジ
ン。ラベルの船はメイフラワー号だ。イギリスで最も
古いジン製造元ブラック・フライアーズ蒸溜所製。
ここは、ピルグリムファーザーズが、アメリカに渡る
イギリス最後の夜を過ごした場所として知られる。世
界のバーテンダーに愛される酒。ギムレットやジントニックはこれで作るのが正式と
される。ジェームズボンドが好んだマティニも、これがベースということになっている。(岡村氏提供)
 

 

 

 

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